階段を降りて踊り場へ行く
覗き込むと川が見える
ザーザー音がする ザーザー ザーザー
ある日いつものように川をのぞくと白い大きな鳥がいた。
親切な知らない誰かが言うには「コサギ」というらしい。
それ以来わたしはコサギに夢中
朝の楽しみができた。
ただそれだけ
母は山に入って筍を掘り茹でる。
いい天気でうれしい。
うれしいことばかりじゃないのは仕方のないことかもしれないけれど、それにしてもどうなのよ。
あー
やめてくれ
窓辺で体育座りでひとりぼやく。
気の利いたウソが思いつかぬまま4月です。
呑気すぎた。
パレットに絵の具を入れた。
ベランダに桜の花びら
こしあんか?つぶあんか?どっちかな?と思いながらかぶりついたあんぱんは白あんだった。
今日も描こう。